セルフケアは目的をはっきりさせることが大切です

セルフケアの目的

セルフケアに取り組むときは、「 目的をしっかり認識すること 」がとても大切。

そして、軸がブレたり、思ってもみなかった方向に進みそうになったときには、立ち止まる勇気を持つことが重要です。

なぜ目的を認識することが大事なのか?

セルフケアの目的をはっきりさせることで、セラピーの効果を高めることができます。

その理由をお伝えしますね。

ゴールを見失わないため

  • セルフケアの目的が「 過去の整理 」なのか、「 感情の癒し 」なのか、「 自分への優しさを実感すること 」なのかを明確にしておくと、途中で迷子になりにくい
  • 目的が曖昧だと、振り返りやケアが単なる 反芻 自己批判 になりやすい。

効果を実感しやすくするため

  • 目的が明確だと、セルフケアがどれだけ効果的に進んでいるかを判断しやすくなる。
  • 「 気持ちが軽くなった 」「 冷静に考えられるようになった 」といった 変化を感じ取る目安 になる。

無理を防ぐため

  • 目的を意識していると、「 今の状態で進めるのは無理そうだ 」と気づきやすくなり、自分を守る行動が取りやすい

目的の軸から外れそうになったらストップする

セルフケアに取り組んでいる最中に、目的の軸がずれてきたと気づいたら、セルフケアをストップさせましょう。

それによっていくつかのリスクを避けることができます。

逆効果を防ぐため

  • セルフケアをしているとき、だんだん自己批判や問題の掘り下げすぎに陥ってしまうことも。そうすると心が疲弊して、逆効果になる。
  • 例えば「 癒し 」を目指したつもりが、気づいたら「 何が悪かったのか 」を責める方向に進んでいた…というケースがよくある。

リソースを浪費しないため

  • セルフケアが本来の目的から外れていると、時間や労力をいくらかけても得られる効果は少なく、徒労感だけが残ってしまう。

新しい視点を得るため

  • 目的がずれたことに気づいたときに、一旦ストップすることで、「 他に何か良い方法はないか 」「 目的に合った別のアプローチがあるかもしれない 」と新たな視点が生まれる。

目的の軸から外れているときのサイン

以下のような兆候が見えたら、一度セルフケアを中断してみるといいかも知れません:

感情が強すぎて冷静になれない

→ 感情が強く動いてしまうと、本来の目的を見失いやすくなる。

感情の揺れに気づいたら、セルフケアをストップさせて、深呼吸やリラクゼーションを試してみる。

進めるほど気分が悪くなる

→ 取り組んでいる方法が合わないこともある。無理に続けると、心や体の負担になることも。

解決策や前進が見えない


→ ただ単に行動をなぞっているだけになっていないかを振り返る。

「こうするべき」という強迫観念に囚われている


→ 本来の目的より「 成功しなければ 」というプレッシャーが優先されている場合がある。

ストップするための具体的な方法

セルフケアに取り組むときは、自分の心と体の状態を振り返りながら、丁寧に進めていきましょう。

「今、自分は何のためにこれをしているんだっけ?」と問い直す

  • セルフケアの目的を確認しながら、現在の状態と比べてみる。

体や心が疲れていないかチェックする

  • ゆっくりと深呼吸をしながら、自分の感情や体の状態を確認する。

無理に進めるより休むことを選ぶ

  • 心や体に違和感を感じたときは、セルフケアを中断させる。
  • 少し休んで落ち着いたら、「 次はどうするべきか 」を考える。

別のセルフケア方法を試す

  • 取り組んでいるセルフケアが今の自分の状態には合わないと感じたら、早めに別の行動に切り替える。

まとめ

セルフケアを進めるときは、「なぜこれをしているのか?」という目的を常に意識しておくことが大切です。

本来の目的からズレていたり、負担が大きくなったりしたときは、一旦ストップすることがむしろ効果的。

休んだり、行動を切り替えることもセルフケアの一環です。

無理せず柔軟に取り組んでいきましょう。