「 本当はこう思っているのに言えない 」「 自分でも自分の気持ちがよくわからない 」
そんなふうに、自分の本音を見失ってしまうこと、ありませんか?
日々の忙しさや周りとの関係の中で、自分の本当の気持ちにフタをしてしまうことは、誰にでもあることです。
本音セラピーでは、そのフタをそっと開けて、自分の 心の声 に耳を傾ける練習をしていきます。
無理に大きな気づきを得ようとするのではなく、小さな「 自分らしさ 」をひとつずつ拾い上げていくアプローチです。
「 こんな自分でもいいんだ 」と感じられる瞬間を増やしていくことで、もっと自然体で楽に生きられるようになるかもしれません。
本音セラピーの目的:自分らしさを取り戻し、心を軽くする
本音セラピーの目的は、自分の本当の気持ちに気づき、心の中に隠れている「 本音 」を大切にすることです。
普段、私たちは周りに合わせたり、理想の自分を演じたりする中で、本当の気持ちを無意識のうちに抑え込んでしまうことがあります。
その結果、心にモヤモヤがたまったり、「 何かが違う 」と感じたりすることも少なくありません。
本音セラピーでは、そんな抑え込んでいた気持ちにそっと気づき、「 こう感じていいんだ 」「 これが私なんだ 」と認める時間を作ります。
本音に気づくことで、無理をしていた部分がほどけていき、肩の力を抜いて自分らしく過ごせるようになります。
自分の本音を見つけて向き合うことは、特別なことではなく、日常の中で少しずつ取り組めるものです。
本音と触れ合う時間を増やすことで、心の緊張が少しずつほぐれていきます。
本音を隠すことのデメリット
本音を隠すのは、自分や周りのためにと考えてのことかもしれません。
でも、その行動が心に負担をかけたり、逆効果を生むこともあります。
以下に、3つの主なデメリットを挙げてみます。
1.自分を見失う
本音を隠していると、何が自分にとって本当に大切なのかが分からなくなり、次第に自分の気持ちに鈍感になっていきます。
その結果、自分らしさを失い、選択や行動が「 他人のため 」「 期待に応えるため 」に偏ってしまいがちです。
2.ストレスがたまる
本音を抑え続けることで、心の中にストレスが蓄積していきます。
押さえ込んだ気持ちは行き場を失い、モヤモヤやイライラとなって心に残り、やがて 疲れ や 不安感 を増幅させる原因になることもあります。
3.人間関係にひずみが生じる
周囲を気遣うあまりに本音を隠していると、自分が無理をしていることに気づいてもらえなかったり、相手に誤解を与えることがあります。
これが続くと、自分だけが我慢しているように感じ、人間関係に不満やひずみが生まれることも。
本音を押さえ込むことは短期的には平和に見えるかもしれませんが、長期的には 心と体に負担をかける行動 です。
本音セラピーでは、その隠した本当の気持ちに少しずつ目を向け、無理のない形で解放する方法を学びます。
自分を大切にしながら、自然体の関係を築いていく第一歩を踏み出してみましょう。
本音を隠すのはどんなとき?
本音を隠してしまうのは、無意識に「 こうしたほうがいい 」と感じる瞬間があるからです。
その背景には、心の中で 自分を守ろうとする目的 が隠れています。
以下に、よくある状況をリストアップします。
1.相手を傷つけたくないとき
相手との良好な関係を守ること。人間関係の衝突や不和を避けたいという思い。
2.自分が批判されそうなとき
自分を否定される不安から身を守ること。失敗や拒絶を恐れる気持ち。
3.場の空気を乱したくないとき
集団の調和を保つこと。周りに迷惑をかけたくないという責任感や配慮。
4.期待に応えられないと感じたとき
他人の期待を裏切りたくないという思い。理想の自分でいることで評価を得たい気持ち。
5.本音を伝える自信がないとき
自分の考えや気持ちが受け入れられないリスクを避けること。傷つかないように心を守ろうとする。
6.自分の感情がまだ整理できていないとき
整理できていない気持ちを言葉にすることで心が乱れるのを防ぐこと。自分自身に時間を与えるため。
7.相手が立場的に優位だと感じたとき
権力関係や上下関係を乱さず、安全な距離感を保つこと。
8.相手を失望させたくないとき
大切な人や尊敬する人の信頼を守りたいという思い。自分が見捨てられる不安を避けるため。
9.自分の本音が「わがまま」だと思うとき
本音を隠して、相手に自分勝手だと思われないようにする。
10.過去に本音を言って嫌な思いをしたとき
同じ失敗や傷つきを繰り返さないようにすること。トラウマや失敗を避けようとする。
本音を隠そうとする背景にある気持ちは、一見ネガティブに感じるかもしれませんが、実は 自分を守るための自然な反応 。心が一生懸命自分を守ろうとしている証なんですね。
本音セラピーでは、本音を隠そうとする背景にある目的 に気づくことを第一歩として、自分を責めることなく、少しずつ本音と向き合う練習をしていきます。
本音を隠して自分を守ることは自然なこと
これらの気持ちは、自分の心を守ろうとして自然に現れるものです。
本音を隠してしまうのは、決して弱さや逃げではありません。
むしろ、自分を傷つけないように、大切な人との関係を守るために、心が一生懸命働いている証拠です。
本音を隠すことで、一時的には安心感や安定を得られるかもしれません。
ただ、その状態が続くと、心の中に負担が蓄積してしまうこともあります。
本音セラピーでは、この「 守ろうとして現れた気持ち 」に優しく気づきながら、自分にとって無理のないペースで本音と向き合うサポートをしていきます。
大切なのは、隠された気持ちを否定せずに「 そう感じていたんだね 」と受け止めること。
そこから、心を軽くする新しい一歩が始まります。
本音を隠すとネガティブな感情が増える理由
本音を隠すのは、「相手を傷つけたくない」「場の空気を壊したくない」「自分が嫌われたくない」など、ポジティブな目的から始まることが多いです。
ですが、その行動が逆にネガティブな感情を増やしてしまう場合があります。
その理由を以下に挙げます。
1.心の負担が蓄積するから
本音を隠し続けることで、自分の感情が表に出せず、心の中にモヤモヤが溜まっていきます。
「 自分は我慢しなくちゃ 」「 これでいいんだ 」と言い聞かせても、隠した本音は心の奥で居場所を求め続けるため、ストレス や フラストレーション が増していきます。
2.相手との距離が広がるから
本音を隠すと、相手はあなたがどう感じているのか分からず、誤解やすれ違いが生まれることがあります。
「相手を気遣ったつもり」が、結果的に コミュニケーションの壁 になり、関係性がぎくしゃくする原因になることも。
3.自己肯定感が下がるから
本音を隠すことで、「 本当の自分ではなく、周りが求める自分を演じている 」と感じやすくなります。
自分の気持ちを表現できない状況が続くと、「 自分はそのままでは愛されないのかも 」という思いが生まれ、自己肯定感が低下する原因になります。
4.隠すことにエネルギーを使いすぎるから
本音を隠し続けることは、実は多くのエネルギーを消耗します。
「 どう見られるか 」「 相手にどう伝わるか 」を常に気にすることで、心が疲弊 し、さらに余裕がなくなってしまうことがあります。
5.解決のチャンスを逃すから
本音を隠すと、問題の本質に気づいてもらえず、解決するチャンスを逃すことがあります。
その結果、同じ状況が繰り返され、無力感 や 不満 が募る原因になります。
本音を少しずつ解放するために
本音を隠すことは、短期的 には 平和 や 安心 をもたらすかもしれませんが、長期的には心に負担をかけ、ネガティブな感情を増幅させてしまうことがあります。
本音セラピーでは、自分の気持ちを少しずつ認め、無理のない形で伝える練習をしていきます。
それによって、心が軽くなり、より健全なコミュニケーションが生まれるかもしれません。
料理で本音セラピーに取り組める5ステップ
「本音を出すのは怖い」「相手を傷つけてしまうかも」と感じてしまうのは、とても自然なことです。
でも、だからといってずっと本音を隠していると、心の中に小さなモヤモヤが積み重なり、自分らしさを見失ってしまうこともあります。
本音は触れることに慣れていないと、なかなか気づくことができないもの。
そこで、本音に触れる練習として、料理を取り入れた本音セラピーの5つのステップをご紹介します。
日々の料理に本音セラピーを取り入れることで、無理なく自然に本音に触れることができます。
料理はただの食事作りにとどまらず、心のケアとしてもとても効果的です。
料理や食事を楽しむ時間は、毎日の忙しさから解放され、頭の中を整理する貴重なひととき。
心をリフレッシュし、素直な自分に気づくための一歩として、ぜひ試してみてください。
料理で取り組む本音セラピーにはいろんなパターンがあります。
簡単に取り組むことができて、効果的な2つの方法をお伝えしますね。
1.料理で本音セラピー 5つのステップ
本音セラピーは、日常の中で無理なく取り組めるシンプルなプロセス。
以下の5ステップを試してみることで、少しずつ自分の本音に気づき、受け入れる練習ができます。
まず、料理を作る前に自分が本当に食べたいものを思い浮かべてみましょう。
今の気分や体調に合ったものを選び、自分の本当の欲求を感じ取ります。
無理に健康や他人の期待を優先するのではなく、自分の気持ちに耳を傾けて。
食べたいものを決める時に、もし「今は食べたくないけど、無理に食べた方がいい」と感じている場合は、その気持ちに気づきましょう。
優先させていること(例えば、ダイエットや他人の期待)を再確認し、その気持ちを素直に感じることが大切です。
もしネガティブな感情や葛藤がわいてきたら、それを無視したり押し込めたりせず、「 今、私はこんな気持ちなんだ 」と認めましょう。
自分の本音を正直に感じることが大切です.
本音に気づいたら、その気持ちを反映させる料理を選びます。
例えば、心が疲れているなら、温かくてリラックスできる料理が食べたくなるかもしれません。
自分の心の状態に合ったものを選んで、心を癒してあげましょう。
食事が終わった後、改めてその時の自分の気持ちを振り返りましょう。
料理を作ったり食べたりしたことで、心にどんな変化があったかを感じてみてください。
自分の本音に正直に向き合ったことで、心がどう軽くなったかを認識することが、次へのステップになります。
この5つのステップを実践することで、料理を通じて自分の本音を感じ、心を整える時間を作ることができます。
2.心の声と触れ合う 料理で本音セラピー( 五感料理 )
料理を取り入れた本音セラピーの別のパターンとして、心に響く方法を紹介します。
心食堂で大切にしている、五感を刺激して心を整える「 五感料理 」です。
心に触れるためには、五感の刺激を感じ取ることがとても大切です。
五感料理を取り入れた本音セラピーは、食べることを通じて自分の感情や本音を感じるユニークなアプローチです。
このセラピーでは、ただ料理を作るのではなく、食事の過程や味わいに集中し、自分が本当に感じていることに気づくことが大切です。
五感を使った料理の中で、心を開放し、無理なく本音に気づいていく方法をお伝えします。
まずは食材選びから始めましょう。
スーパーやマーケットで何を選びたいか、自分の心が欲しがるものをじっくり感じながら選びます。
他人の期待ではなく、純粋に「 これが食べたい 」という気持ちを大切にして。
食材を切ったり、炒めたり、煮たりする過程を楽しみます。
無理に考えすぎず、リズムよく手を動かしながら、心の中に浮かんでくる思いや感情に気づくことが大切です。
料理中に漂う香りや、色の変化に意識を向けてみましょう。
香りや色が心の状態にどう影響するかを感じながら、リラックスしたり、元気をもらったりします。
料理が完成したら、食事を味わいながら、心の中で「 今、自分がどんな気持ちか 」を感じてみます。
食べることを通じて、心の内側と向き合う時間を大切にします。
食事後に、自分が感じたことや気づいたことを振り返りましょう。
料理と食事を通じて、自分の本音や感情にどんな変化があったかを意識してみます。
五感を使った料理で本音セラピーをすることは、心のケアにもつながります。
料理を通じて、食べることが楽しさやリラックスに変わり、自分の気持ちにも素直になれる時間になります。
五感をフルに活用して、心地よく本音を感じながら、日常にちょっとした変化を加えてみてください。
心をゆっくりリフレッシュできるひとときになるはずです。
本音セラピーは「 少しずつ 」取り組む
本音セラピーの5ステップは、小さな気づきと行動を積み重ねることが大切です。
少しずつ取り組むことで、自分の気持ちに優しく寄り添いながら、心が軽くなる感覚を味わってみてください。
本音セラピーは、自分の心の声に気づき、それを受け入れ、少しずつ表現していくためのシンプルなプロセスです。
本音を隠すことは、自分を守るための大切な手段でもありますが、隠し続けることで心に負担がかかることもあります。
このセラピーの目的は、本音を「 ぶつける 」ことではなく、「 大切に扱う 」こと。
自分の気持ちに優しく寄り添い、少しずつ伝えることで、心が軽くなり、人とのつながりも豊かになっていきます。
本音を隠してきた自分も、少しずつ表現する自分も、どちらもあなたの一部です。
焦らず、自分のペースで進んでいけば大丈夫。
もし迷ったり、サポートが必要なときは、心食堂がいつでもお手伝いします。
一緒に、本音を大切にする生き方を始めてみませんか?
興味がある方は、気軽にお問い合わせください
興味がわいた方は、ぜひ心食堂にご連絡ください。
サポートを受けることで、安全に効率よくセラピーを受けることができます。
心食堂のセラピーについてもっと深く知りたい方や、実際に取り組んでみたい方をお手伝いします。
どんな質問でもお気軽にお問い合わせくださいね。お待ちしています!