どんなことでも、初めて経験することは緊張しますよね。
そんなときは、行動する前からめんどくさいとか、怖いような気持ちが強くなって、実行するのを避けたりしてしまうことも。
脳にとっては「 新しいことへの挑戦 」が成長のチャンスなんですよ。
今回は、初めての経験がなぜ怖いと感じるのか、初めての経験を積むことが、脳にとってはどう効果的なのかということについて、お話ししたいと思います。
なぜ初めてのことが怖いのか
行ったことがない店に入る時って、ドキドキしますよね。
どんな店も似たような感じでしょ
と思って、行くのをやめることはありませんか?
何事も、経験してみないと本当のことはわかりません。
もしかしたら、お気に入りの味に出会えるかもしれません。店員さんと仲良くなることだってありますよね。
そんなワクワク体験が待っているかもしれないのに、なぜ行動できないのでしょうか。
実はこの行動、本能的に自分を守ろうとしているんです。
もしくは、ハッピーホルモン「 セロトニン 」が足りていないのかも。
自己保存の本能が働く
自己保存とは、自分の命を守り、発展させようとする本能です。
「 自分を守る 」ことは、生きるうえではとても大事なこと。
新しい挑戦に対して不安が強くなったり、めんどうに感じてしまうのは、「 いつもと違う 」→「 キケン! 」と脳が反応してしまうから起きるんですね。
未知の経験の中には、どんなリスクがあるのかわかりませんから。
- 意見が違う人に強く反発する
- 立場が悪くなりそうな時、都合が悪い事実を隠してしまう
- 経験したことがないことが怖いと感じる
セロトニンの分泌量が少ない
脳内には、セロトニンという神経伝達物質があります。
別名ハッピーホルモン
精神を落ち着かせる働きがある
不足すると攻撃的になったり、落ち込みやすくなる
セロトニンが少なくなる理由
- ストレス
- 栄養不足
- 腸内環境の悪化
- 生活リズムの乱れ
- 朝日を浴びていない
- 運動不足
セロトニンの分泌量が少ないと、精神的に不安定になりやすくなります。
そうすると、新しいことへの不安や恐怖心が強まることにつながるのです。
新しいことへ挑戦して脳の衰えを防ぐ
何事も、一番初めにとりかかるときの力が大きいものです。
そしてその力を使う時に、脳は大きく成長します。
マンネリ化で脳は衰える
「 脳トレ 」にはいろんなものがありますが、取り組み方によっては、脳を鍛えることができないこともあります。
いつもやっている、スイスイできる慣れた脳トレには、脳を鍛える効果はあまりありません。
脳の力を使わなくても、自動的にできるようになってしまうから。
何事も、慣れてしまうと考えなくても自動的にできるようになるのは、脳の素晴らしい力です。
ですが、脳を鍛えるためには、脳を動かす必要があります。
新しい経験は、動きもぎこちないし、うまくできないので時間もかかります。
そんな抵抗のある行動をこなすことが、脳を刺激して、最高のトレーニングになるんです。
脳は新しいことが大好き
脳は新しいことをインプットしないと、働こうとはしません。
脳が成長するのは、できないことや慣れていないことに挑戦して、それを克服しようとするとき。
だから、いくつになっても、憧れや夢を持つことはとても大切なんですよ。
成長するのが大好きな脳を喜ばせるために、新しいことにどんどんチャレンジできると最高ですね。
まとめ
新しいことに尻込みしてしまう理由は2つあります
- 自己保存の本能が働いて、自分を危険から守ろうとする
- ハッピーホルモンのセロトニンが減ることで、ネガティブになりやすくなるから
セロトニンを増やすためには、生活リズムを整えましょう。。
脳を元気に働かせるためには、新しい刺激が必要です。
マンネリ化した脳トレでは、脳を鍛えることができません。
慣れていないぎこちないことをたくさん経験することで、脳は力がついていきます。
夢や目標を持って、新しい経験をたくさん超えて、脳を元気にしていきましょう!