日常生活では、「 感情 」が私たちの行動に影響することがたくさんあります。
感情にとらわれすぎると、冷静さを失って自分をコントロールすることが難しくなることもありますよね。
そんなときは、自分の感情を客観的に見ることが大切です。
マインドフルネスなどを実践して、自分の感情を客観的に捉えられるようになると、冷静さを取り戻せるようになります。
このブログ記事では、自分の感情を客観的に見ることのメリットと、感情を客観的に見るための簡単な方法を紹介します。
感情を客観的にみることのメリット
冷静な判断
感情に支配されると、冷静な判断が難しくなります。
感情的な状態では、事実に基づいた判断よりも感情に基づいた行動をとる傾向があります。
そうすると、問題がこじれて、トラブルにつながる可能性が高くなります。
冷静な判断を下すためには、自分の感情を客観的に見ることが大切です。
感情に振り回されず、客観的な情報や視点を持つことで、より良い意思決定ができるでしょう。
コミュニケーションの向上
自分の感情を客観的に見ることで、他人とのコミュニケーションも向上します。
感情的な反応を抑え、客観的な視点から他人の立場や意見を理解することができます。
感情的な行動は自分中心になりがちです。
自分の感情を客観的に見ることで、落ち着きを取り戻すと、相手の立場になって考える余裕が生まれます。
これによって対立や誤解を避け、相手との関係をいい状態に保つことができるようになります。
ストレス管理
感情を客観的に見ることは、ストレス管理にも役立ちます。
コーピングというのは、ストレスや難しい状況にうまく対処することを意味します。
感情的な反応をコントロールできるようになることで、ストレスに対処しやすくなります。
感情を客観的にみるということは、「 ストレスコーピング 」です。
感情を理解できる
客観的に感情を見ると、自分の気持ちや心の動きが分かります。
それによって、自分がなぜストレスを感じているのか、なぜイライラしているのかが理解できるようになります。
感情に振り回されない
感情が高ぶると、ついつい冷静さを失ったり、行動が過激になったりすることがありますよね。
でも、客観的に感情を見ることで、感情に振り回されず、冷静な状態を保つことができるんです。
適切な対処方法が見つかる
感情を客観的にみることで、自分が普段どんな対処方法を使っているかがわかります。
もし、問題に対してうまく対処できていないなら、より良いコーピング方法を見つけることができるでしょう。
自己受容が進む
感情を客観的にみることで、自分の感情を否定せずに受け入れることができます。
自分を受け入れることで自己理解が深まり、ストレスの軽減につながるんですよ。
感情を客観的に見ることは、自分をよりよく理解するということ。
問題に対して冷静に対処することができるようになるので、ストレスを減らすことにつながるんです。
感情を客観的にみる方法
マインドフルネス瞑想
マインドフルネス瞑想は、自分の感情を客観的に見るための効果的な方法です。
瞑想の中で、感情がわき上がってきたときに、その「 感情 」をただ観察することに集中します。
「 めんどくさい 」→「 いつもそうやって何もできない 」→「 ダメなやつだ 」
感情がわいたときに、別の感情で反応することで、どんどん感情が激しくなります。
感情が激しさを増してくると、思考もうまく働かなくなってしまうんです。
「 めんどくさい 」→「 めんどくさいと感じているな 」→目の前のことに集中
感情を判断せず、ただその存在に意識を向けることで、客観的な立場から感情を見つめることができます。
そうすると、冷静さを取り戻すことができるようになっていきます。
日記をつける
感情を客観的に見るためには、自分の感情を観察する習慣を身につけることが重要です。
植物の観察記録をつけるような感覚で日記をつけましょう。
自分自身を客観的に眺め、「 思考 」で「 実際に起きた出来事 」と「 わいてきた感情 」、「 自分が実際に取った行動 」を記録しします。
- 実際の出来事
- 思考
- 感情
- 実際の行動
この4つを分けて考えられるようなることが大切です
このようにドライに自分を観察するようにして日記をつけていくと、客観的に自分を見る力がついていきます。
自分を客観的に眺めることができるようになると、自分への理解が深まっていきます。
他人のフィードバックを求める
感情を客観的に見るためには、他の人の視点や意見をきくことも重要です。
信頼できる友人や家族に自分の感情について話し、フィードバックを求めてみましょう。
他者のアドバイスや洞察は、自分の感情を客観的に見る手助けになります。
自分に対して客観的に眺める力がついている人は、他者からの正直なフィードバックに対して感情的にならずに、そのまま受け止めることができます。
他者からのフィードバックを受けたとき、感情が激しく動いたときは、マインドフルネスを実践したり日記を書いてみましょう。
動いた感情を客観的に見ることで、自己観察の役に立ちますよ。
強い感情がわいたときは、自己観察のチャンスだと思って、取り組んでみましょう!
まとめ
自分の感情を客観的に見ることは、冷静な判断力、コミュニケーション能力の向上、ストレス管理に役立ちます。
マインドフルネス瞑想、日記のつけ方、他人のフィードバックを求めるなど、さまざまな方法があります。
日常的にこれらの方法を活用し、感情に振り回されず客観的な立場から自分を見つめることで、より良い心の状態を保ち、充実した人間関係を築くことができるでしょう。