朝はおいしいみそ汁が飲みたいな~。
だけど毎日忙しくて、なかなかちゃんとだしをとったみそ汁が作れない…。
そんなジレンマに陥った時は、「 粉だし 」をおすすめします。
粉だしをさっと振り入れるだけで、天然のだしがきいたおいしいみそ汁がパパっと作れてしまうんです。
ズボラなのに安心素材のおいしいものが食べたいわがわがままな私は、20年以上粉だしを愛用しています。
簡単便利、無添加でおいしい粉だしの魅力についてご紹介します。
粉だしの魅力
粉だしさえあれば、ふりかけるだけでなんでもおいしくなっちゃいます♪
だしをとる手間がなく、だしがらも出ないので、ホントに便利です!
添加物ゼロでミネラルもたっぷり
乾物をサラサラの粉状にして作る粉だし。
余計なものは何にも加えていないので、安心安全の無添加です。
粉状だからすぐに素材になじむので、こさなくていいところが魅力なんですよね(^^♪
手軽でおいしい
みそ汁、煮物、めんつゆには、直接ふりかけるだけでいいので、手間のかかるだしをとる時間がかかりません。
しかも使うのは少量でOK。
振り入れるだけで、簡単にうまみたっぷりのおいしい料理が作れます。
簡単に手に入る
粉だしは、スーパーの乾物コーナーなどに置いてあるので、簡単に手に入れることができます。
ちなみに私は、かつお・いりこ・昆布の3種類を常備しています。
この3種類の粉だしを組み合わせて使うと、簡単に深みのある味の料理にできてしまいます。
ミルサーやミキサーで手作りできる
粉だしは簡単に手作りできます。
ミキサーやミルサーに、だしの材料になる乾物を入れ、粉末状にするだけです。
( おすすめはミルサー。粒子が細かくなるので、使いやすいと思います )
かつおや昆布はこの方法で作ることができます。
他にも、干し貝柱や干しエビ、干ししいたけなどで作る粉だしもおすすめです。
いりこの粉だしを手作りするには、ちょっとコツがいります。
いりこ粉だしの作り方
- いりこの頭と内臓をとる
- フライパンでサクッとするまで乾煎りする
- ミキサーかミルサーにかける
いろんな種類の粉だしを作って、自分好みの配合を見つけるのもいいでしょう。
おすすめ粉だし3種類の特徴
だしの出る乾物は、粉末にして粉だしと使えます。
ここでは、いろんな料理に使えて、手に入れやすいおすすめの3種類( かつお・いりこ・昆布 )のだし素材の特徴をご紹介します。
かつお
和食のメニューに欠かせないかつおだし。
かつお節には2つの作り方があります。
- 荒節・・・かつおを煮詰めて煙でいぶして作る
- 枯節・・・荒節にかつお節菌を発酵させてつくる発酵食品
かつお節に含まれる栄養素
- 筋肉・骨・血液を作るもととなるたんぱく質
- 高血圧の予防や筋肉の働きをよくするカリウム
- 強い歯や骨をつくるリン、ビタミンD、カルシウム
- 体内で作り出すことのできない必須アミノ酸8種類
- 脂肪の酸化や動脈硬化を防ぐビタミンE
- 発育に必要なトリプトファン
かつお節に含まれる栄養素の働きは、コラーゲンの働きをよくしてくれるので、肌やひざ関節などにもいいんですよ。
(コラーゲン・・・肌の張りを維持・軟骨の代謝をよくする)
低カロリーなので、健康維持しながらのダイエットにもおすすめです。
消化しやすい良質のたんぱく質が含まれているので、積極的に取り入れたい食材です
いりこ
いりこと煮干しの違いって知ってますか?
実は呼び方が違うだけで、どちらも同じものなのです。
関西では「 いりこ 」、関東では「 煮干し 」と呼びます。
( 関東でも、小さい煮干しのことは「 いりこ 」と呼ぶそうです )
原料はカタクチイワシ。
ウルメイワシ・マイワシ・イカナゴ・トビウオ・サバなどが使われることもあります。
いりこに含まれる栄養素
- 歯や骨を形成するカルシウム
- 筋肉・骨・血液を作るもととなるたんぱく質
- 貧血予防や疲労回復効果が期待できる鉄分
- 体内で作り出すことのできない必須脂肪酸酸であるドコサヘキサエン酸(DHA)・イコサペンタエン酸(EPA)
いりこは体にいい成分が多く含まれているが、塩分やプリン体(痛風などの原因になるといわれている)も多く含まれているので、食べすぎには注意が必要です〈1日に摂取する適量15~30g〉
昆布
昆布の旬は7~9月。
肉厚でつやがあり、よく乾燥していて香りがいいものを選ぶのがポイントです。
昆布はほとんどが北海道で生産されています。
昆布の種類
- 真昆布・・・上品な香りとうまみの澄んだだし
- 羅臼昆布・・・濃厚なうまみと甘味があり、コクの強さが特徴
- 利尻昆布・・・ほのかな昆布の香りと、キレのあるうまみが強い
- 日高昆布・・・磯の香りが強く、風味やうまみが弱め
昆布に含まれる栄養素
- 昆布のねばりは、糖質や脂質の吸収を抑えてくれる水溶性食物繊維のアルギン酸(コレステロール値の上昇を抑える)と、フコイダン(免疫力を高めてくれる作用も期待できる)
- むくみの解消、高血圧の予防に効果的なカリウム
- カリウムと一緒に働いて血圧を調整するナトリウム
- 歯や骨を形成するカルシウム
- 体内の代謝を活発にする働きがあるヨウ素
ヨウ素は不足し過ぎても摂取しすぎても甲状腺機能の低下につながります
(普通の食事で摂取するくらいなら大丈夫です)
粉だしの使い方
簡単に使える粉だしですが、おいしくするために気をつけたいことがあります。
おいしくするためのポイントを押さえて、いろんな料理に取り入れてみてくださいね。
注意点
粉は完全に溶けないので、口当たりが気になる場合は、粉だしを不織布のだしパックに入れて使うことをおすすめします。
- 粉だしを汁物に加えるときは、煮立たせた状態でふりかけること( 温度が低い状態で加えると生臭くなる )
- 少量でもだしが良く出るので、入れすぎに注意
- 長時間煮込むと、えぐみがでることもある
私が粉だしを使うときは、煮込みはじめに少量加えて、仕上げの味見でコクが足りないときに追加するようにしています
粉だしレシピ
私が粉だしを使って、普段からよく作っているレシピをご紹介します。
粉だしみそ汁を作るのはレトルト並みに簡単です!
味噌を赤味噌、白味噌、麦味噌などに替えたり、ミックスしたりと、いろいろ工夫して作ってみるのもいいと思いますよ。
みそ汁
水(150cc)を沸かし、みそ(小さじ1)といりこ粉だし(小さじ1)を加え混ぜる
具はおぼろ昆布、刻み小ねぎ、レンジで加熱した野菜、豆腐など、お好みで
ひじき煮
- 乾燥ひじき(25g:水につけて戻す)、人参(1/2本:細切り)、油揚げ(1枚:細切り)をごま油で炒める
- ①に水(200cc)、砂糖(大さじ2)、酒(大さじ2)、みりん(大さじ2)、かつお粉だし(小さじ1)を加えてふたをする
- 煮汁が少なくなるまで煮詰める
まとめ
粉だしは、無添加で栄養価が高く、簡単すぎ&おいしすぎるので、ぜひ使ってみてください。
手に入りやすいおすすめの粉だしは
- かつお
- いりこ
- 昆布
和のだし以外にも、干し貝柱や干しエビなどを粉末にして、中華料理に活用するのもおすすめです。
スープや煮物に使う無添加のだし汁が、レトルト並みにサッとできる粉だし。
気軽にいろんな料理に使ってみてくださいね♪